夏と冬の車中泊に関するあれこれ
引き続き先駆者の体験イロイロ。車中泊をするのにあまり適していない暑い夏と寒い冬には、それぞれやはり苦労話があるようです。
夏の車中泊その1
やはり夏は暑い…。夜の車内は窓を閉めてしまうと、あっという間に30度台後半に。そこで網戸を設置したのですが、片方の窓にだけ網戸をつけていました。しかし全然意味なし。風が通りぬけないためですね。網戸をつけるなら両側の窓につけないと何の意味もありません。
夏の車中泊その2
夜寝る前に車のボディに水を多量にかけて冷やすと少し涼しくなりました。
夏の車中泊その3
夜、エンジンを切った後の暑さ対策として、パソコンのUSBに接続して使う扇風機が結構重宝しました。
昼間の移動中にインバーターを使ってエネループで充電します。

夏の車中泊その4
家庭用のジェルマットを敷いて寝ると結構快適です。

夏の車中泊その5
夏場のAC空調は外気循環に切り替えてから寝ると外気が少し入ってくるのでちょっとはましです。
夏の車中泊その6
海辺に駐車して寝ると海風のおかげで涼しいですよ。窓に網戸を設置することが大前提ですが。

冬の車中泊編も続けてどうぞ。
冬の車中泊その1
就寝時の恰好は厚めのスウェットが適しています。逆にジャージだと寒くてたまりません。寝袋に入っているうちはいいですが、トイレに行くときは寒さでかなり震えます。
冬の車中泊その2
車は密閉されているわけではありません。床にしっかり空気穴が開いていますので冬場はそこから寒気が入って来ます。
そこで毛布を座席に敷きましょう。窓はしっかり目張りして、厚着&寝袋、とどめに上からさらに毛布をもう1枚掛ければ万全。

冬の車中泊その3
冬場の就寝時はACを内気循環にしておきます。エアコン穴から冷たい外気が入ってきません。
冬の車中泊その4
新聞紙は意外と暖かくて使えます。毛布と身体の間に挟むだけでOKです。ホームレスの人たちが新聞紙を愛用するのには理由があったわけです。

冬の車中泊その5
さらにホームレス愛用といえば段ボール。寒いときには段ボールを敷くだけでかなり体感温度が違います。
冬の車中泊その6
逆に最初から寒い環境に身体を馴らしてしまうという手があります。寝る前に窓を全開にして車を冷やします。充分外気が入ってきたら窓を閉めて就寝。
暖かい車内で就寝しても、時間が経てば温度は下がります。温度が下がるたびに寒さで目が覚めてしまい、却って睡眠効率が悪化します。
それならば最初から車内温度を下げておけばいいという逆転の発想です。もちろん寝袋や毛布などの寝具は万全にしておく必要があります。
冬の車中泊その7
冬場、雪の中で車中泊すると当然翌朝は雪が車に積もります。エンジンを掛けずに寝るのがデフォルトなので、窓にも目隠しをしてしっかり暖気対策をしておいたのですが、
逆にそのせいでたまたま通りかかった人に「練炭自殺?」と勘違いされてしまいました。
冬の車中泊その8
あまりに寒いので車内でガスコンロを使って調理をしていたところ、洋服に火が燃え移りパニックに。一酸化炭素中毒のおそれもあるので、車内で火を使うのは厳禁だと身を持って知りました…