軽自動車もOK!2泊までの車中泊

夏の車中泊は暑さ対策が最優先

車中泊の準備をしよう5/夏の車中泊準備

車中泊の準備をしよう5
夏の車中泊準備

なによりもまず、夏場の車中泊はやめておいたほうが吉です。
とにもかくにも暑い。これに尽きます。アイドリングをしたままエアコンをかけるという手段は、経済的ではありませんし、環境への負荷もあります。何よりエンジンをかけっ放しだと意外とうるさいものです。特に周辺にいる人にとっては。
それでも夏に車中泊を決行するのなら、3つの暑さ対策を実行して暑さをやり過ごしましょう。


  • 北海道で車中泊をする。高地へ逃げる

そもそも気温の低いところで寝ればいいわけなので、夏でも涼しい北海道で車中泊をするか、標高の高い涼しい場所で寝るという手段が早道です。
標高が100m高くなるごとに、気温は0.6℃ずつ低下します。単純計算で標高1,000mだと、下界より6℃下がるわけですね。
ただそこまでの標高となると全国の数ある道の駅やオートキャンプ場の中でも、群馬県や山梨県、長野県、岐阜県くらいにしか1,000m越えの物件はありません。そして西日本だと全滅です。

ちなみに高速道路のSAでもっとも標高が高いのが、岐阜県郡上市の東海北陸自動車道ひるがの高原SA(地図青色★)で標高約860m。
PAだと1位は、岐阜県高山市の東海北陸自動車道の松ノ木峠PA(地図水色★)で標高1,085m。
2位が長野県原村の中央自動車道にある中央道原PA(地図黄色★)で、上り標高920m、下り標高930mとなります。

次点では長野県塩尻市の長野自動車道のみどり湖PA(地図オレンジ色★)が標高851m、
諏訪市の中央自動車道の諏訪湖SA(地図紫色★)が標高828m、
山梨県北杜市の中央自動車道の八ヶ岳PA(地図緑色★)が標高816mと続きます。

  • 窓を開けて風を通す

夏の車中泊では、車内に籠った熱気を逃すことが暑さ対策の第一。車内に空気の通り道を作って外気を入れてやります。
方法は市販のウィンドウネットを運転席や助手席などの窓に取り付けるだけ。これで少しは凌げるはずです。網戸代わりになるので、虫が入って来ないというメリットもあります。

ただし、道の駅やSA、PAなどの人の出入りが激しい場所で窓を開けたまま車中泊することは、防犯上大変危険です。ウィンドウネットを使用する場合は、オートキャンプ場などの安全が担保された場所に限定しましょう。

ウインドウネット
▲ウィンドウネット

画像引用:USA PANO INC(http://qq1q.biz/DUMD)

  • 扇風機を使う

窓を開ければ必ず風が入って来る…とも限りません。風がない日も当然たくさんあるからです。また、防犯上の理由で窓を全開にできない場合もあるでしょう。そうなれば、人工的に風を起こすしかないですよね。
ポータブルタイプの充電式扇風機を使います。
サブバッテリーをお持ちなら充電式のものを、持っていないならシガーソケットから昼間のうちに充電できるものが良いでしょう。
それほど長時間使わないのであれば、ソーラー充電式や乾電池式でも充分です。


暑さ対策とともに夏場の車中泊で大事なことは虫対策です。
ウィンドウネットで蚊などの虫の侵入を防ぐほかに、携帯式電子蚊取り器や虫よけスプレーを持参するなどの対策をしましょう。

車用扇風機
▲車内用扇風機

画像引用:大自工業株式会社(http://qq1q.biz/DUO3)

NEXT車中泊の準備をしよう6
冬の車中泊準備