軽自動車もOK!2泊までの車中泊

布団で車中泊するか、シュラフで寝るか

車中泊の準備をしよう3/あなたは布団派?それとも寝袋派?

車中泊の準備をしよう3
あなたは布団派?それとも寝袋派?

さて、前項の対策で寝床は確保できました。次は寝具です。寝具選びは車中泊をおこなう時季(気温)に大きく関係します。
どの季節に車中泊するのかによって、相応しい寝具をチョイスするのが最善です。


  • 真夏の車中泊

真夏は寝苦しく車中泊にあまり向く時季ではないのですが、その時季ならば、薄手のタオルケットが1枚あれば充分でしょう。
ただ、山や高原などの標高の高い場所や北海道での車中泊を予定しているならば、春秋用の寝具が必要になります。

タオルケット
▲夏場はタオルケット1枚で充分

  • 春・秋の車中泊…布団利用

過ごしやすい春や秋は、車中泊に最も適したシーズン。ただ、3月~4月や10月~11月は場所や標高によっては、夜間思った以上に冷え込むことがあります。
手軽に布団で車中泊するなら、毛布が1枚あれば充分。冷えそうだと判断するなら毛布2枚あれば問題ないでしょう。毛布の代わりに羽根布団を使うという手もあります。

毛布
▲毛布にくるまってすやすやと
  • 春・秋の車中泊…寝袋利用

1泊や2泊程度の車中泊なら布団や毛布でも良いのですが、長期になってくると寝袋(シュラフ)がオススメ。
その利点はなによりくるくると丸めてコンパクトに収納できることです。
この時季でしたら「封筒型」の寝袋で良いでしょう。普段使用する布団に近いので寝ているときの圧迫感があまりなく、価格も手ごろです。
ただ高地や初春、晩秋の車中泊ならば、後述の「マミー型寝袋」をオススメします。

封筒型寝袋は寝袋に身体をすっぽり入れて就寝する使い方に加え、ジッパーを全部開けて一枚の布団のように広げることもできます。

封筒型寝袋
▲封筒型寝袋

画像引用:パール金属株式会社(http://www.captainstag.net/goods_M-3471.html)

  • 真冬の車中泊 やや上級者向け

正直あまり冬の車中泊は、ビギナーにはオススメしません。なんてったって寒いから。これに尽きます。寒くて寝られたものじゃなかったと後悔するくらいなら、冬はホテルに泊まる方が賢明でしょう。

そんな時季の車中泊だと防寒をきっちりして臨まねばなりません。寝具の下に「キャンプシート」や「銀シート」を敷いた上で、寝袋も「マミー型」と呼ばれる首元までしっかりカバーするタイプのものが必要。
「マミー型寝袋」のメリットは、封筒型寝袋よりもさらにコンパクトに収納でき、しかも重さが軽いこと。 カラダとの密着度が強いため寒冷地でも使えることです。ただ、寝ているときの圧迫感が少しあります。

また寝袋の中綿は化学繊維ではなくダウンを使ったもののほうが、ふかふか感があります。
寝袋の「最低使用温度」も買う前にチェックしてから使いましょう。とはいえメーカーが提示している最低使用温度の数字を真に受けてはいけません。使用条件や環境で寝心地の体感は変わります。特に冷え症の人は記載している最低使用温度の数字より高めの温度で見積もるようにしてください。

マミー型寝袋
▲マミー型寝袋

画像引用:画像引用:パール金属株式会社(http://www.captainstag.net/goods_M-3438.html)

NEXT車中泊の準備をしよう4
目隠しを用意する